「嫌われる人の相づち」よくある5つのNGは? 「耳障り」「話の腰を折る」あなたは大丈夫?

✎ 1〜 ✎ 14 ✎ 15 ✎ 16 ✎ 最新
拡大
縮小

あと、意外に多いのは、あいづち代わりに「ぐふふ」「ふふふ」など、「変な笑い」を入れる人です。

「この人、私のことバカにしている?」と不快に

【ダメなあいづち5】あいづちに「変な笑い」を入れる

A「俺、最近料理にハマってるんだ」

B「フフフ」

A「動画の料理アプリがあるじゃない、あれを見るのが楽しみで」

B「ふうん、フフフ」

あいづちのタイミングで「変な笑い」を入れる人は、まわりにいないでしょうか。あるいは、あいづち代わりに「笑い」を入れる人もいます。

A「最近、料理にハマっているんだ」

B「あはははは」

笑いの起こるタイミングならかまいませんが、そうでなくても「笑い」で返してしまうパターンです。

場を和ませようとしているかもしれませんが、これは相手によっては「バカにされている」ようで不愉快に思われかねません。

【5つのダメなあいづち】
・「はい、はい、はい」と「はい」を連発する
・「たしかに」「なるほどですね」を連発する
・あいづちが毎度「大げさ」すぎる
・「相手の話にかぶせて」あいづちを打つ
・あいづちに「変な笑い」を入れる

 

「あいづち」って、普段はあまり意識しませんよね。でもそれだけに、知らず知らずのうちに相手を不愉快にさせてしまったり、話す気を失わせてしまう「ダメなあいづち」を打っていることも多いものです。

自分がどんなあいづちを打っているか、一度、録音して、聞いてみるのもいいかもしれません。

この連載の一覧はこちら

なお「上手なあいづちの打ち方」については、『たった1分で会話が弾み、印象まで良くなる聞く力の教科書』の中で、「あいづちの極意7つ」として紹介しています。あいづちほど、「簡単な努力」で、すぐに良くなるものもほかにないと思います。

上手なあいづちを打てば、相手は話しやすく、それだけで話が盛り上がります。「この人と話をして楽しいな」「また話したいな」と思ってもらえます。

会話が弾むコツは「上手なあいづち」にあります。ぜひみなさん、「あいづち上手」になって、「聞き上手」「会話上手」になってください

魚住 りえ アナウンサー

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

うおずみ りえ / Rie Uozumi

フリーアナウンサー。元日本テレビアナウンサー。ボイス・スピーチデザイナー。大阪府生まれ、広島県育ち。1995年、慶応義塾大学卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティー、情報番組などジャンルを問わず幅広く活躍。代表作に『所さんの目がテン!』『ジパングあさ6』(司会)、『京都心の都へ』(ナレーション)などがある。2004年に独立し、フリーアナウンサーとして芸能活動をスタート。これまでおよそ500本の作品に携わる。とくに各界で成功を収めた人物を追うドキュメンタリー番組『ソロモン流』(テレビ東京系列)では放送開始から10年間ナレーターをつとめた。各局のテレビ番組、CMのナレーションも数多く担当し、その温かく、心に響く語り口には多くのファンがいる。また、およそ30年にわたるアナウンスメント技術を活かした「魚住式スピーチメソッド」を確立し、現在はボイスデザイナー・スピーチデザイナーとしても活躍中。声の質を改善し、上がり症を軽減し、相手の心に響く「音声表現」を教える独自のレッスン法が口コミで広がり、「説得力のある話し方が身につく」と営業マン、弁護士、医師、会社経営者など、男女問わず、さまざまな職種の生徒が通う人気レッスンとなる。現在は、定期的に10~15人を募集し、スクールでグループレッスンを行っている。魚住式スピーチメソッド

この著者の記事一覧はこちら
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT