北朝鮮国営通信社、米国の空母派遣を非難 「半島に戦略核資産持ち込んだ」
[平壌 14日 ロイター] - 北朝鮮は14日、米軍が「カール・ビンソン」などの空母を朝鮮半島近海に派遣したことに対し、半島に「巨大な戦略的核資産」をもたらしたと非難した。国営の朝鮮中央通信社(KCNA)が伝えた。
米軍が7日にシリア空軍基地をトマホーク59発で攻撃して以来、トランプ米大統領の北朝鮮への対応に懸念が高まっている。
報道によると、北朝鮮外務省の非武装平和研究所の広報官は声明で、米国によるシリア攻撃を非難。「力による平和」を求めた上で、「米国は世界最大の紛争地帯である朝鮮半島に大規模な戦略的核資産を持ち込み、半島の平和と安全を深刻に脅かし、情勢を戦争の一歩手前に追い込もうとしている」と糾弾した。
さらに「これにより危険な状況が生み出され、半島では今にも熱核融合による戦争が始まる危険のある状態に陥っており、アジア北東部のは言うまでもなく、世界の平和や安全保障に甚大な脅威をもたらしている」と述べた。
同国では15日に故金日成主席生誕105周年となる「太陽節」を迎える。
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