みんなのクレジット、自転車操業の驚愕実態

年利14.5%の利回りをうたい、資金を集めた

また、「フォーブスジャパン」は2016年12月24日付で、「ニューズウィーク日本版」は同12月26日付で、それぞれウェブ版広告記事として、白石代表のインタビューを掲載している。これらのほか、株式投資系のサイトにも白石代表のインタビューが散見される。

プロレスファンなら、スピード・パートナーズといえば、故・ジャイアント馬場氏が率いた全日本プロレスのオーナーに突如登場し、脚光を浴びた2013年初のことを覚えている方もいるかもしれない。

また、昔からの個人投資家なら、ラ・パルレ、サクラダ、大和システム、新井組の企業再生でスピード・パートナーズが登場したことを思い出す方もいるだろう。学生時代にブライダル関連企業「シーマ」を立ち上げ、ネットバブル期にも1999年にネット関連企業のスピードネットを創業し脚光を浴びた。その後に流通ベンチャーとしてもてはやされたこともある。

ブームに冷や水?

白石代表は2013年年央にスピード・パートナーズ社の役員を辞任。同社は八丁堀投資に商号変更した後、翌2014年に自己破産している。白石代表はその約2年後にみんクレを始めた。

これらの経緯をたどると、白石代表はIT革命や企業再生などその時々のブームを追い風とし、世間の注目を集めてきた。今回はフィンテックブームを追い風に巨額の資金を集めているように見える。

ただ、ファンドである以上、預かった資金をきちんと管理し公明正大に運用する受託者責任が生じる。白石代表はその責任を十全に果たしていただろうか。今回の業務停止命令はフィンテックブームに冷や水を浴びせることになりかねない。

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