ダイハツが準備する“反撃の布陣”

主力軽「ミライース」「タント」全面改良が間近

軽自動車トップのダイハツ工業が、8月以降、主力の軽自動車を立て続けにモデルチェンジする。ホンダや日産自動車などの猛攻により、競争が激化する中で、“反撃の布陣”を敷く。

8月には主力の軽自動車「ミライース」をマイナーチェンジ、燃費をガソリン1リットル当たり33.4キロメートル(33.4km/L)と、スズキ「アルトエコ」を抜くガソリン車トップに引き上げる。現行の「ミライース」は11年9月に登場、当時ガソリン車トップの30キロメートルという低燃費で話題を呼び、「第3のエコカー」という謳い文句とともにヒット車種となった。今回、エンジンの排気再循環機構の改良や、車体空気抵抗の削減、アイドリングストップの拡大など、細かな燃費向上策を施し、ガソリン車ナンバーワンの低燃費車に返り咲く。

この秋には、軽ハイトワゴンの「タント」を6年ぶりにフルモデルチェンジ(全面改良)する。タントは、高い車高による広い車内空間と、開いたときに周りにぶつける心配がないスライドドアの採用などにより、ファミリー向けに人気を博している。モデル末期にもかかわらず、月間1万台程度を販売、2月に新登場したスズキ「スペーシア」にも負けない強さを見せる。

快走するホンダ「N-BOX」に対抗

ダイハツはタントのフルモデルチェンジに当たっては、ミライースで実現した低燃費性能や、昨年12月にマイナーチェンジした軽ワゴン「ムーヴ」で好調な自動ブレーキを採用するなど、商品競争力をアップさせる。タントが切り開いたこのハイトワゴンでは、11年末にホンダが投入した「N-BOX」が月間販売台数1.5万~2万台という大ヒットを続けている。軽ハイトワゴン元祖としての意地を見せたいところだ。

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