日本の”頭がいい人”に、一番足りないもの

テラモーターズ徳重社長、イノベーションを語る(上)

アジアを利用して、圧倒的な成功例を出したい

こんなふうに僕たちは今、チャンスにあふれている。でもそれは日本のビジネスマンの先輩方のおかげです。僕たちの力だけじゃなくて、先人の方の実績や信用があるから、それができている。それなのに、なんでこれを使わないのですか。

今だったら特にそうですね。僕もいろんなメルマガをとっているから、もうしょっちゅう「ミャンマー進出セミナー」のお知らせが来ますよ。

僕の友達にそこでコンサルをやっている人がいるのですが、この前、はっきり言われました。そのコンサルは企業と政府とつなげるのが役割なのですが、ミャンマーの政府の高官から、日本人はもういいですと言われたそうです。

なぜなら、調査にはよく来る。でもおカネを投資するとか、合弁会社をつくるとか、販売チャネルをつくるとか、そういう具体的なアクションがない。で、そうこうするうちに、いつものごとく、韓国勢とか中国勢が入ってくる。こういう話はアジアの至るところで耳にします。

だから僕は本当にそういう意味で、いろいろな悔しい思いをしている。でも、もし僕たちが圧倒的にアジアで成功すれば、後に続く人たちも出てくるかもしれない。僕が目指しているソリューションとしては、とにかく大企業ではなかなか難しいので、僕たちのようなベンチャー企業とか、中小企業とか、中堅企業、もしくは大企業の新規事業でもいいですよね。とにかく今のレガシーな組織から離れて、アジアを活用して圧倒的な成功事例を出すということを、僕はテラモーターズという会社を通じてやりたいのです。

※ 記事初出時、「この前もマレーシアに行ったら、わかりやすいので名前も出しますけど、立命館大学の話を聞きました。そこがマレーシアでやるかと言って、もう3年も話をしているという。おカネは出すと言っているらしいけれど、結局、何だか進まない。そうこうするうちに韓国や中国の大学が来るわけですよ」と記しておりましたが、事実関係を確認できませんでしたので、お詫びして削除いたします。

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