送別会前に知りたい「花束贈呈」基本中の基本 予算は?選び方は?渡し方に作法はあるの?

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「目的・予算・性別に加えて、できれば贈る相手が好みの花、もしくは好きな色についての情報を教えていただくと、よりぴったりの花束を作れます」と話すのは、フラワーショップ等を展開する日比谷花壇のシニアデザイナーの西澤真実子さん。

「親しくないから好みなどわかるわけがない」と思うかもしれないが、具体的に好みの花や好みの色を知らなくても、普段の服の色やバッグの色など、好みを知るためのヒントはそこかしこにある。また、花を贈る相手と親しい上司や先輩に、好きな花や好きな色を聞いてみるのもひとつの手だ。

その結果、たとえば、「バラ」が好きだとわかったとしよう。いうまでもなく、「バラ」は高価なので、「バラ」だけの花束を作ればボリュームは小さくなってしまうが、ほかの花を組み合わせて、予算内で上手に「バラ」が目立つ花束を作ってくれる。同様に、「黄色が好きだ」「オレンジが好きだ」といった色の好みを告げれば、グラデーションの花束や、その色が映える花束が出来上がる。

「花と同じ色」のリボンと包装紙を選ぶのが基本!

花束を作る時、販売スタッフは、ボリュームと価格のバランスを見ながら、花を選んでいく。逆に客が「バラが何本、カーネーションが何本」といった具合に細かく指定すると、販売スタッフはバランスの調整が難しくなるので、おおよその希望を伝えたら、あとは販売スタッフに任せるほうがベターだ。花束ができあがったら、次は、リボンと包装紙選びだが、「花と同じ色のリボンや包装紙を選ぶことが基本。全体がまとまって見えます」と、西澤氏はアドバイスする。

花束が出来上がったら、花束がすっぽり入る袋に入れて渡してくれる。もし、花束だけを渡されたら、袋に入れてもらうように頼もう。

オフィスまで持ち帰ったら、涼しい場所を探してそこに置いておく。できれば廊下などが望ましいという。花は暑さ、暖房や冷房の風による乾燥が苦手だからだ。保管する時は、保水している根元が下、花が上になるように置くことが原則だ。壁や棚に立てかけるとよい。デスクの上などに置きっぱなしにするのはNGだ。

「その間に、花束につけるグリーティングカードのチェックもしておきましょう」(西澤氏)。せっかくのセレモニーの場で、名前などの間違いがあると大変だからだ。

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