いずれにしても、良い花束を贈るコツは良いフラワーショップを見つけることから始まる。「ふだんから、フラワーショップを見て、お店のテイストを知っておくことが重要です。たとえばカジュアルな花屋さんに行って、フォーマルな花束を作ってほしいと頼んでも、そもそもフォーマルな花がなく、思い通りの花束にならないことも考えられます」(西澤氏)。
年度末は、あらかじめ予約しておくのが吉!
一方、いくらお気に入りのフラワーショップを見つけても、その日に欲しい花が必ずしもあるとは限らないので、確実に仕入れてもらえるように、できればあらかじめ予約を入れておきたい。「年度末の時期も、送別会が集中するため予約をしておいたほうがいいでしょう。ぎりぎりに頼んだら、セレモニーに間に合わない可能性があるからです。予約する際も、何時までに作っておいてほしいと言っておいたほうがいいでしょう」(西澤氏)。
多くのフラワーショップは電話やネットでの注文を受け付けている。慣れてくれば、そうした注文方法を活用すれば便利だ。
「とくに春は、花贈りには最適の季節。チューリップ、スイートピー、アネモネ、ラナンキュラスをはじめ、春にしかない花がたくさんあります。また、桜や桃といった枝ものもあるので、見ているだけでも楽しいし、いつもと違った趣も出せます」(西澤氏)。もし、花束の手配を頼まれたら、目的・予算・好みに加えて、「春の花を入れてください」と言ってみるのもいいかもしれない。季節感が漂う思い出に残る花束になるはずだ。
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