あなたは万が一の大震災に備えていますか

東日本大震災、改めて考えておきたい「教訓」

備えあれば憂いなし。日本ではどこでも地震が起こりえます(写真:TATSU / PIXTA)

2011年3月11日に起きた東日本大震災から今日で6年。東北地方を中心に大きな被害を出し、今も避難生活を続けている被災者もいます。被災地以外の地域では、「忘れまい」と思いつつも過去の出来事としてとらえてしまうほど、時間が経っています。

一方、大きな地震は決して過去に遠ざかってはいません。この1年間を振り返っても、2016年4月14日から発生した熊本地震では、史上初となる同一地域で2度の震度7を観測し、震度6弱以上の地震が繰り返し観測され、大きな被害が出ました。その後も6月に北海道、10月に鳥取県、12月に茨城県で震度6弱の地震を観測するなど、まさに今この瞬間に起こる可能性がある大規模地震に備える必要がある、と言えます。

では、地震に対してまず何から備えるべきなのでしょうか。レスキューナウ編『震災から身を守る52の方法[改訂版]』でも解説していますが、水や食料の備蓄、勤務先から家までの帰宅ルートや避難所、家族との連絡方法の確認など、思いつくままに挙げても、多数の備えが頭に浮かびます。何から手をつけて良いのかわからない、という人もいらっしゃるでしょう。地震を含めた防災対策を考えるためには、何から準備すべきなのかの優先順位を整理してみる必要がありそうです。

災害を「想像」しよう

防災対策を進めるためには、何から始めればよいのでしょうか。それにはまず「自分にはどのような災害が起こるか」を想像することから始めます。結論から言うと、最優先すべきは「命を守るための対策」です。水や食料を備蓄しても、命を失ってしまったら意味がありません。最優先すべきは、まず地震発生時に「いかにして命を守るか」を考えることです。

仮に地震に襲われたとしても、いつ、どこで、誰と、季節や天気、服装や健康状態などの状況によって準備する内容は変わります。また、地震発生直後から時間が経つにつれ、周囲の状況も変化します。

次ページさまざまな条件で想定を繰り返す
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