業績悪化のグリー、エース青柳氏が国内復帰 海外責任者兼務の一方、国内事業を統括へ
競合DeNAも海外では苦戦
国内のソーシャルゲーム市場は足元で5000億円程度まで拡大しているが(いちよし経済研究所調べ)、従来型携帯電話を通じたブラウザゲームに依存してきた。グリーとライバルのDeNAは、このブラウザゲームで他社製のゲームも呼びこんだ課金、決済を代行するプラットフォームの運営を行い巨額の利益を稼いできたが、足元で契約台数が4500万台に達するスマホの普及により、収益拡大にブレーキがかかっている。
加えて海外ではネイティブアプリゲームの人気が根強く、国内同様のプラットフォームをベースにしたビジネスモデルが築けていない。両社とも、アップルの「アップストア」やグーグルの「グーグルプレイ」向けにゲーム開発会社としての立場で海外展開の成功を目論むが、グリーに限らずDeNAも、いまだ目立ったヒットタイトルを生み出せていない。
目まぐるしく情勢が変わるインターネット業界だが、その中でも、ソーシャルゲーム各社が浮沈するスピードは速い。はたして今回のグリーの決断は、吉と出るのか。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら