独身女性が48歳でAV女優デビューした理由 女性ならではの「形に残る仕事」がしたかった

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「でも今の私の生活ペースだと男の人、いらなくないですか?」

綺美香は語る。

「孫を見せてあげられなかったのは両親に対して申し訳ないな~って思いますね。いっときは卵子を凍結保存しようかなとも考えたこともあるなぁ~ふふふ」

一番嬉しかったのは写真集を出したとき

『うちの娘はAV女優です』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

20代のころに抱いていた結婚願望は今は影を潜めている。

「もちろん“誰かいい人がいればな~”とは多少は思っていますよ。確実に女性としての価値は年々、目減りしていくのはわかっている。でもだからといってそこで焦って婚活パーティーに行く、とかは嫌なんですよ。だからそこで私も何かを残したかったんですよね。そういう意味で一番嬉しかったのは写真集を出してもらったときだな。家族の間でAV撮影の話はご法度ですけど、これは堂々と言えるし、両親も喜んでくれました。AVに出るのって普通は逆だって言われますよね、なるべく形は残したくないって。もちろんお金目的で始めたら、残したくないと思うのだろうけど。そもそも40過ぎてからなにか新しい仕事をやるってあまりないことだろうし、事務所にも親にもなにかと心配されるけど、とりあえず今のところ……残せていますね」

軽やかに綺美香は話し続ける。

「そうそう、ここ数年、毎年父の日には人間ドックをプレゼントしているんです。会社で受けるものだけじゃ検査項目、少ないでしょ? 最初は嫌がっていたけど一度やって結果が良好だと喜んで行ってるんです。やっぱり元気でいてくれないと私が困っちゃう! 両方、私一人で看るとか、無理だからぁ~! あはは」

アケミン ライター

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あけみん / Akemin

1978年生まれ。幼少期をアフリカ、メキシコ、ブラジルで過ごす。大学卒業後、映像翻訳のアシスタントや派遣事務を経て03年AVメーカー「DEEP’S」に就職。その後、「アイデアポケット」に転職後、2009年退社、フリーライターに転身。現在はスポーツ新聞でのコラムや男性誌でのAVレビューを主に執筆中。またイベント「スナックアケミン」も不定期開催。『うちの娘はAV女優です』(幻冬舎)ははじめての著書となる。最近は、SPAなどでビジネス記事を執筆。
ツイッター @AkeMin_desu
ブログ http://blog.livedoor.jp/akemin_1024/

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