独身女性が48歳でAV女優デビューした理由 女性ならではの「形に残る仕事」がしたかった
綺美香は会社員の父親と専業主婦の母親の間に一人っ子として生まれた。金銭的にも何不自由なく育ったが、彼女が小学校5年のとき、母親が脳腫瘍で倒れた。すぐに救急車で運ばれ、九死に一生を得たものの後遺症は残った。
「後遺症も半身麻痺というほどのものじゃないけど、体の力がうまく入らなかったり、バランスが取れなかったり……家のことはそれまで通りにできなくなりました」
このころから綺美香も積極的に家事に参加した。
「もとからお料理に興味あったし、頻繁にお手伝いをしていたのであくまでその延長って感じです。学生のころは祖母や叔母も来てくれたのでそこまで大変じゃないですよ!」
健気な様子で綺美香は語る。中高は私立の一貫校に通い、卒業後は短大に進学した。
20代のころはAVなんて考えられなかった
「ほんと~に普通の子だったんです。周りは女の子ばっかりだったし真面目ちゃんでした! 生徒会の役員をしたり、皆勤賞を狙っていましたね。母が大変な時期というのもあって反抗期がなかったのかも。親にウソをついたことなんてなかったなあ~。親は歴代の彼氏をほぼ全員、知っているし、なんなら処女喪失した日もその日のうちにバレましたし、うふふ」
綺美香の初体験は17歳、相手は当時付き合っていた1つ上の彼氏。ラブホテルに行き、なに食わぬ顔で自宅に帰ってきた綺美香を待ち受けていたのは母の尋問だった。
「私の様子がおかしかったから気づいたんでしょうね。あまりに痛くてガニ股になっていたし、あはは。しかもこの日、母はなにを勘違いしたのか、そこでお赤飯を炊きだしたの! 当然、父親にもバレますよね……まったく初潮じゃないのに……ねぇ!」
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