客の4割が男性、超人気「和製チョコ」の正体

カカオ80%以上でも苦くない

また、「顧客との親和性があるブランド」とのコラボレーションも積極的に行っているという。直近では、1月20日から数量限定で販売している丸山珈琲とのコラボレーションだ。丸山珈琲のコーヒーに合うチョコレートをオリジナルで製造し、豆とセットで販売するほか、店舗でコーヒーの提供も行っている。このようにほかの飲料などとの相性を楽しむ「ペアリング」も同店では推奨しており、コラボ先としてはほかにブランデーのブランド、意外なところで日本酒メーカーなども挙げられる。

店舗展開は今後、1年に1店舗のペースで増やしていく見込みだが、「いずれは卸売りの割合を高めていきたい」(山下氏)とのことだ。

ネットショップも含め、現在は店舗の売り上げが5~7割で、残りは、製菓素材としてパティスリーやレストランなどの2次加工メーカーへの卸売り、コラボでのライセンス料などで構成される。将来的に、卸売りの割合を増やして行くことで、経営の安定を図るのが目標だ。

チョコレート市場の7割が欧米

ミニマル代表の山下貴嗣氏(筆者撮影)

「チョコレートは5000億円市場ともいわれ、調べたかぎりでは、ここ5年で900億円ほど成長しています。しかも、今は市場の7割が欧米のため、アジア市場の成長が有望視されている。日本を見ると、高級ブランドと低価格商品の二極化が進んでいますが、高級品は高所得者ばかりが買っているわけではなくて、女性の“自分へのご褒美”利用も多い。チョコレートはもっと売れる可能性があるし、供給が追いつかなくなるかもしれないともいわれています」(山下氏)

Bean to Barメーカーを立ち上げる際、山下氏が「行ける」という手応えを感じたのは、日本文化に“シンプルさを好み、素材を生かす”という素地があったからだそうだ。また発酵技術を活用した製法もある意味、日本的な視点である。アニメやコミックに代表されるように、西洋由来のものを日本の視点でとらえ直すことで、世界的な発信力を持つ場合がある。チョコレートの市場でも、そのようなケースが成り立ちうるのかもしれない。

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