エントリーシート対策は過去問で乗り切ろう トヨタ、東京海上、伊藤忠の内容はこうだった

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さらに数年前よりリクナビが開始した「OpenES」というWEBタイプのエントリーシートサービスの存在も大きい。エントリーシートは、本来企業ごとに全く異なる独自の質問項目を設けることで、強く入社を希望する学生だけにエントリーさせるという狙いがあったが、作成する学生の負担が大きいという批判が強くなっていた。

そこから学生の負担軽減を謳い文句に登場したのが「OpenES」である。ベースの設問項目が全社共通となっており、それに企業独自の設問が少し付加されている。ベースの設問項目の回答データは登録して、他社でも使うことができ、学生は企業独自の項目に答えるだけで、多くの企業にエントリーができる。OpenESは多くの企業が採用しており、早めに登録しておくことをお勧めする。

早くも3月には締め切る会社も

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エントリーシートの提出締め切りを企業はいつごろに設定しているのだろうか。HR総研が調べた2017年新卒採用の大手企業の締め切り時期を見ると、最多は「7月以降」の43%だが、解禁となったばかりの「3月」に締め切るという企業も14%ある。

今年の採用活動は昨年より前倒し傾向にあると言われており、3月締め切りの企業はさらに増えるものと思われる。なお、締め切りは7月以降と回答している企業の多くは複数回の締め切りを設定しており、最後の締め切りが7月以降というだけで、その前にすでに1~2回の締め切りを設定している。通常、早い締め切りのタイミングでエントリーした学生から採用予定数の大半を決めてしまうため、最後の締め切りで残されている枠はわずかであることが多い。想定以上の内定辞退が出た場合に備えた、“補欠選抜”枠の意味合いで、7月以降に締め切りを設定する企業もある。できるだけ早い回の締め切りに間に合うようエントリーするに越したことはない。

早くエントリーするためにも、エントリーシートの準備は今からしておいても損はない。そこで昨年、実際に大手企業が使用したエントリーシートの質問例を、いくつか紹介しておこう。もちろん昨年と同じ質問が設定されるとは限らないが、企業によっては、毎年同じ項目を使用することで回答内容の前年比較をするところもある。いろいろなパターンを知っておくことで、いざ意中の企業が似たような質問をしてきたらしめたものだ。

定番の質問は、「志望動機」と「自己PR」である。志望動機は当然、応募する企業ごとに書き換える必要がある。別の企業に用意した志望動機を間違って書き込まないように十分な注意が必要だ。自己PRは共通の内容でよいかと思うが、できる学生は企業の採用ホームページに書いてある「求める人物像」の内容を確認したうえで、その企業に合わせて少しずつカスタマイズして書き込むようにする。

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