銀行のキャンペーンに乗るとカモネギになる

おカネを増やしたい人は何をすればいいのか

「今でしたら、お得な商品がありますよ」。金融機関だけに限らないが「キャンペーン」に安易に乗ると、おカネが増えるどころか、大損をすることも(写真:よっし / PIXTA)

「今なら為替手数料が半額!」「特別金利をお付けします!」「投資信託購入で最大○○円現金プレゼント」。春は異動のシーズンでもあり、銀行(もちろん証券会社もです)のキャンペーンはいつにも増して力が入ります。そんなとき、「これはお得かも!」とつい手を出してしまう方は、まさに金融機関にとっては「カモネギ」なお客様です。

そのキャンペーン商品は、本当に「お得」なのか

金融機関は営利企業ですから、自分たちにとって損になることは絶対にしません。一見、ユーザーにとっておいしいキャンペーンのように見えても、最終的には金融機関の元が取れるから、仕掛けてくるのです。

銀行や証券会社は時々、お客様向けにキャンペーンを行います。たとえば、投資信託の購入と一緒に定期預金を作成すると、高金利が適用されたり、外貨預金の為替手数料を優遇したり、中には「キャッシュバック」などといって、現金そのものをプレゼントするようなキャンペーンまであります。

こうしたキャンペーンにつられて口座を開設したり、本来だったら必要もない金融商品に手を出してしまう人が結構います。

何も「キャンペーンそのものが悪い!」と言うつもりは、毛頭ありません。しかし、資産運用という観点からは、たとえば外貨預金なら、「将来、海外に送金する予定があるし、外貨に換えておいてもいいかなと思える為替レートなので外貨預金を作成しよう」などというのが主目的であるべきです。そのときに、「そういえば、ちょうど銀行でキャンペーンをやっていたな。ラッキー!」ということなら、まったく問題はありません。

しかし、「キャンペーンそのもの」が大好きなお客様がいます。

「『今なら為替手数料が無料』っていいねえ!」「『金利が上乗せ』ってお得!」とキャンペーンに乗ること自体が主目的になってしまい、「今外貨に投資する必要があるのか、資産全体のバランスがどうなっているのか」ということにはまったく関係なく、手を出してしまうのです。

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