医療が必要な難民、米入国禁止でパニックに

「人々は難民にどこへ行けと言うのだ?」

 1月30日、難民や中東など7カ国出身者の入国を制限する米大統領令は、緊急に治療を受ける必要がある難民をパニックに陥れ、将来に関する不確かさをもたらした。写真はユーイング肉腫を患っている息子を持つ、シリア難民の男性。ヨルダン・アンマンで29日ロイター・ビデオ・ニュースが撮影(2017年 ロイター)

[サンフランシスコ/ニューヨーク 30日 ロイター] - 難民や中東など7カ国出身者の入国を制限する米大統領令は、緊急に治療を受ける必要がある難民をパニックに陥れ、将来に関する不確かさをもたらした。

血友病を患うイラク人難民のアミーンさん(33)は、米国での治療を待ちながらヨルダンで2年間暮らしている。症状はここ数カ月で悪化し、治療ができるのは世界でほんの一握りの医療施設だけと医者に告げられた。

米国で必要な治療を受けるために行った申請が迅速に承認されるかどうか心配していたが、トランプ氏の難民入国禁止措置により、自身が受け入れられる可能性がないことを確信したという。

アミーンさんは29日、電話インタビューで、「私はここで一人で死んでいく」と嘆き、「人々は難民にどこへ行けと言うのだ?私たちには行く場所がどこにもない」と訴えた。

米メリーランド州を拠点とする難民支援協会HIASのカレン・モンケン氏は、4カ月間の難民の入国禁止は、治療を必要とする800人が入国できないことを意味すると指摘。これまでは、平均して月に200人の同難民が入国していたという。

ホワイトハウスは、緊急な医療ケアを必要とする難民に対するコメントの求めに応じていない。

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