挙げればキリがありませんが、今、お嫁さんとして苦労しておられる方々に、心からエールを送りたいと思います。若い頃の苦労は、買ってでもせよという言い伝えは本当です。その苦労は決して無駄ではなく、いつかその苦労が有形無形のあなたの財産になることを信じて、頑張ってください(もちろん、無駄に苦労するだけで終わる人もいますが、それも本人次第ということで)。
今回は、私がきれい事を言っているか理想論を並べているに過ぎないと思われるきらいがありますので、ここだけの話として、私自身の実体験に、少しだけ触れたいと思います。
私は6人きょうだいの3男のお嫁さんとして、結婚当初から明治生まれの姑と同居し、看取りました。小姑の6人家族は年末から泊まりこみ、全員のお正月遊びの夜食作りも、私の役目でした。親への正月の挨拶が錦の御旗のような義きょうだいの振る舞いに、ずいぶん“修業させていただいた”経験者です。
義理の親子関係には、大げさなほど思いやりが大事
そして今も私のようなお嫁さんをしている人が、特に地方で多いのは驚きです。それが当然で、誰からも感謝されず、ねぎらいの言葉もないのがさらに悔しいという声も届いています。
縁あって家族になったのに、その途端に、人生の敵のような先入観で相対する姑さんなりお嫁さんが少なくないのは、本当に驚きます。
お嫁さんのほうが圧倒的に力関係が上の家庭もありますので、それも含めての考えですが、義理の親子関係には大げさなほど、お互いを尊重し、思いやる気づかいが欠かせないという一語に尽きます。
考え方や受け取め方を少し変えることで、少しでも気分よくお正月を迎えられる方が多くなりますよう、望んでやみません。皆さんに、心やすらかな年末と、幸多き新年がありますよう、祈念しております。
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