「自分より優秀な人間」だけ採用するべき理由 「器の大きい面接官」の選抜に全力をかけよう
「彼は器が大きいんだ。私よりも上かもな。私はまだまだ変なプライドがあるからな」
「たしかに、面接官に変なプライドは邪魔ですね」
「そうだろう。『身のまわりで、自分より優秀な人間を挙げてみよ』と言われて、挙げることのできた人数が、その人間の器の大きさだよ」
「なるほど……」
「今年こそ、採用をきちんとやりたいな。まあ、彼にまかせれば大丈夫だろう」
最高の大きさの器を持つ人物の言葉
そして、社長の予想どおり、そのリーダーはすばらしい人物を数多く採用した。時には応募者に教えを請い、時には応募者を説得し、八面六臂のすばらしい活躍だったそうだ。
ほんとうに優れた人物は、ほかの人の優れたところもよくわかるという。
世界の富を独占した鉄鋼王、アンドリュー・カーネギーの墓誌にはこう刻まれているそうだ。
「自分より優れた者に協力してもらえる技を知っている者、ここに眠る」
最高の大きさの器を持つ人物の言葉だ。
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