新年から人生を変えるための「3つの問い」 まずは「目の前のこと」に問いをたてよう

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問いの力で未来を開いていくには、まず「目の前のこと」に対して問いを立てるところからやってみましょう。「“目の前のこと”をワクワクするものにできないか?」と問うのです。そうなればワクワクしている自分がベースになり、仕事でもいい影響が出てきます。

やはり、楽しそうにしている人に人は惹かれるものです。何かポジティブなオーラが出ますので、おのずと人が集まってくるのです。逆に「自分がワクワクできるものは何か?」という問いも持たずに、現状の不満や愚痴を言っているだけの人には、誰も近づきたくないものなのです

良い問いを立てるために気を付けること

今の世の中は、ものすごく流れが速く、しかもハッキリとは先が見通せない時代です。まるで、流れの速い濁流の中で流されないように必死で泳いでいるような感覚を持つ人もいることでしょう。

そうした中で「問いの力」を使い、良い問いを立てて、正しく自分を持ちながら進んでいくには、「自分を整えておくこと」がとても重要になってきます。

なぜなら、「これは本当なの?」「これって大事?」と問いを立てるには、頭で考えるだけでなく五感から受けとる「おや?」という感覚が大きく影響するからです。

視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の「五感」のどこかで違和感を感じとったときには「これは何?」「どういうこと?」と問いを立ててみる。五感だから気のせいだというのではなく、むしろ頭で考える前に五感で拾った違和感は捨ててはいけません。

『すべての仕事は「問い」からはじまる』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

私たちは五感を通して世界を体験しています。五感が整っていない状態で、頭で考えたことだけで物事を進めようとすると、どこかで必ずつまずいてしまうものです。

たとえば、疲れていて資料の見間違いもミスもしているのに「もうひと頑張りしなくては」などというのは、頭が発している悪魔のささやきです。本当は少し休んで自分を回復させたほうがパフォーマンスが上がるのに「休んでしまうともったいない」と頑張ってしまい、結果的にうまくいかなかった、などという例は後を絶ちません。

こうした問いを立てて答えるときはどうしても頭で考えがちですが、ぜひ五感が整っているときに、リラックスして考えてみていただくと良いかと思います。

大嶋 祥誉 センジュヒューマンデザインワークス代表取締役

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おおしま さちよ / Sachiyo Oshima

センジュヒューマンデザインワークス代表取締役。エグゼクティブ・コーチ、組織開発・人材育成コンサルタント。上智大学外国語学部卒業。米国デューク大学Fuqua School of Business MBA取得。米国シカゴ大学大学院人文科学学科修士課程修了。マッキンゼー・アンド・カンパニーでは、新規事業の立ち上げ戦略、全社戦略立案、営業戦略立案などのコンサルティングプロジェクトに従事。その後、ウイリアム・エム・マーサー、ワトソンワイアット、グローバル・ベンチャー・キャピタル、三和総合研究所にて、経営戦略や人材マネジメントへのコンサルティングおよびベンチャー企業支援に携わる。

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