南ア産の「オリーブオイル」は意外と侮れない

日本でもそのうち、お馴染みになるかも

家族経営のオリーブオイル業者レッタスクラールを担うヘスティー・ルートさん (2016 Ilana Sharlin Stone)

南アフリカがオリーブオイルの産地だと言われても、ピンとこないだろう。だが、南アのオリーブオイルは同国産のワインと同様、世界的に有名になりつつある。

南アのオリーブオイルの約90%は、ぶどう畑にオリーブ畑が隣接する風光明媚な渓谷を抱える西ケープ州ないしは、そのはるか北にある半砂漠地帯のカルー盆地で生産されている。

業界団体SAオリーブのニック・ウィルキンソン会長は「過去8年間で南アのオリーブオイル生産は倍増し、年間240万リットルに達した」と語る。ウィルキンソン氏とその妻のブレンダさんが経営する中規模製造業者リオラルゴ社の農場は、ケープタウンから車で1時間半の場所にある。

産業規模は小粒だが品質は高い

南アのオリーブオイル業界は1950年代にイタリア移民が創設。現在は生産業者数が160と小規模なものの、品質は総じて高い。リオラルゴ社の製品は2016年に日本とロサンゼルスのコンテストで金賞を受け、ニューヨークでの国際コンクールでも最優秀賞に輝いた。

南ア産のオリーブオイルのほとんどは上質なエキストラバージンだ。ウィルキンソン氏は、「二次生産に回すほどの量がないため、品質も下がらない」と説明する。大手の1、2社を除けば、生産者はオリーブの実を収穫してすぐ、加工に回す。

次ページなぜ南アフリカでオリーブオイルなのか?
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • おとなたちには、わからない
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 就職四季報プラスワン
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
ドラッグストア再編第2幕<br>マツキヨ+ココカラに続くのは…

スギHDが先手を打ったココカラファイン争奪戦は、マツモトキヨシHDの勝利で決着。1月をメドに新たなトップ企業が誕生します。数年内に3社程度への集約が見込まれる次の再編の焦点は? 首位を追われるツルハHDのトップ直撃も。