デキないオトコが止められない「3つの悪癖」 なぜあの人は満員電車で新聞を読むのか?

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次は②「500円の悪癖」。毎日の消費行動が生む悪癖です。デキないオトコとデキるひとの毎日の行動を観察していると、500円というワンコインで続けている習慣が、悪癖と良習慣の分岐点のようです。

・デキないオトコ:タバコと缶コーヒー

気分転換をしたいときは、いつも変わらずタバコ(440円ほど)や缶コーヒー(120円ほど)でほっと一息。本人はリフレッシュしたつもりかもしれませんが、言うまでもなく、タバコは毎日大量に摂取すると健康に影響しますし、女性の大敵「タバコ+缶コーヒー臭」で周りは不快。デキないオトコが嫌われるゆえんです。

・デキるひと:ちょっとぜいたくな習慣に使う

ちょっと疲れたときには、カフェで1杯500円コーヒーやお茶を飲む。1回500円分の入浴剤、1日500円分の香水や、自分ケア…。デキるひとに1日500円の習慣を聞くと、気分が上がる「ちょっとぜいたく」な1品におカネを使っています。

とはいえ、デキるひとの中にも「実は昔タバコを吸っていた」、「ついついジャンクなもの口にしていた」という人は少なくありませんでした。そんな悪癖を断ち切る方法で共通していたのが「悪癖のために浪費するおカネを、先に自分へのちょっとしたぜいたくのために使ってしまう」という先行投資のお作法です。タバコ吸う前に、香りの良いお茶を飲んだり、贅沢な入浴剤で半身浴することにおカネを使ってしまえば、タバコを吸うおカネも気持ちも自然と消えてしまう。「浪費から投資へ」という考え方が、悪癖を良習慣に転換する秘訣のようです。

そして最後が、③「150回の悪癖」です。毎日ついつい繰り返すルーティン行動が問題。ノキア社の委託でフィンランドのトミー・アホネン氏が行った調査によると、人が平均1日150回行う行動があるそうです。いったい何だと思いますか?実は、スマホをチェックする回数です。睡眠時間を8時間、起きている時間を16時間と仮定すると、なんと6分に1回はスマホをチェックしている計算になります。このルーティンも、デキるかデキないかを大きく分かつ習慣です。

(写真:miya227 / Adobe stock)
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