“中国発/米国流"ITサービス、日本にも上陸 「Yコンビネーター」初の中国人、23歳の新鋭が創設
――マネタイズ(収益化)の手法は?
無料・有料のプランがあり、そのうち有料は2パターンのプランがあります。安い方の有料プラン(月額12ドル、年契約で月額8ドル)では、ページに独自ドメイン(=インターネット上の住所を分かりやすく見せる文字列)が使えます。無料プランで月間5GB(ギガバイト)のデータ使用量が、この有料プランでは月間50GBまで対応可能となります。
有料プランの高い方(月額20ドル、年契約で月額16ドル)は、5サイトまで作成できるうえ、帯域幅は無限。地図などのアプリを埋め込んだり、電話をかける道順を調べるなどのワンタッチ操作が使えるようになったりします。
――フェイスブックでも自分のページを作ることはできます。
ユーザーが求める、根本的な欲求の部分が違います。そもそもフェイスブックページは、ユーザーとコミュニケーションする場としては適していますが、自分のウェブサイトではなく、ショーケース的な使われ方をしています。
例えばレストランを想像してください。フェイスブックページは今日どのようなメニューがお勧めかというフローのコンテンツを流せますが、実際に置かれているすべてのメニューは見せられません。ストライキングリーでは、そういった静的なコンテンツに加え、背景のデザインや色の選定などを自分好みにカスタマイズができます。それによって自分のアイデンティティーを表現できるのです。
「2.5個のことをしろ」、Yコンビネーターの教え
――チェンさんは、シリコンバレー最強のスタートアップ養成スクールと言われる「Yコンビネーター」に中国人で初めて入学したそうですね。何を学ばれたのでしょうか?
実はYコンビネーターの入学試験には一度落ちていて、再チャレンジして入学している。入ってからは、「2.5個のことをしろ」と言われた。「ひたすらコーディング(=ソースコードの作成)しろ」「ひたすらユーザーと話せ」という2個に加えて、残りの0.5個はエクササイズなど好きなことをしろ、ということです。
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