選挙の勝者と敗者は何で決まるのか(上) いよいよ「血を流さない戦争」開始まで、3週間弱
【地域性】
新住民が多く、若者も多い都市部では、若い候補者が戦いやすく、逆に、古くからの住民が多く、若者が少ない地方では、若い候補者は受け入れられにくい傾向があります。
しかし、それを逆手に取って、特に地方の市町村議会において、ほとんどが高齢の議員であるからこそ、差別化を図った若い候補者が当選しやすく、すでに若い議員がたくさんいる都市部では、差別化ができずに落選してしまうというケースもたくさんあります。そのほか、大企業の有無、昼間人口、交通機関の整備状況、町内会・自治会の加入率、お祭りの数など、あらゆる地域性が選挙の構図に影響します。
以上の要素からなる構図によって、選挙の結果は大体決まります。明らかに落選する構図では、どんな選挙プランナーが付いても落選という結果は変わりません。接戦、特にあと少しで勝てるという構図の時こそ、選挙プランナーの出番であり、戦略の良しあしで当落が決まるのです。
接戦の選挙で当落を左右する選挙プランナー。次回のコラムでは、その選挙プランナーがどんな役割を果たしているのか、私自身の選挙での具体例を挙げ、詳しくご説明致します。なお、このたび、私がいろいろなアドバイスをいただいた選挙プランナーである小野五月氏の著書『ネット選挙時代の空中戦完全攻略本』が出版されました。これまでベールに包まれてきた選挙プランナーの役割について知ることができ、ネット選挙が始まり、戦略の重要性がますます高まってきた今こそ、ぜひお読みいただきたい本です。
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