「毎日家に帰るもの」が、最も重要な知的財産
――買収相手の文化を大事にする、ということですか。

そうです。アドビには、「毎日、家に帰るもの(=人間)が、最も重要な知的財産」という文化があります。つまり、いちばん大切な資産は人なのです。ある特定分野で成功した企業は、成功に至るまでに独自の文化を培っているものです。それのどこがすばらしいから成功したのかをきちんと見極め、そことアドビの文化を組み合わせるようにしています。
アドビの現経営陣をみると、多くのリーダーが買収先の企業から来ています。アドビの歴史とは、買収してきた企業の最高のところを統合してきた歴史といえると思います。
(撮影:今井 康一)
