「毎日家に帰るもの」が、最も重要な知的財産
――買収相手の文化を大事にする、ということですか。
そうです。アドビには、「毎日、家に帰るもの(=人間)が、最も重要な知的財産」という文化があります。つまり、いちばん大切な資産は人なのです。ある特定分野で成功した企業は、成功に至るまでに独自の文化を培っているものです。それのどこがすばらしいから成功したのかをきちんと見極め、そことアドビの文化を組み合わせるようにしています。
アドビの現経営陣をみると、多くのリーダーが買収先の企業から来ています。アドビの歴史とは、買収してきた企業の最高のところを統合してきた歴史といえると思います。
(撮影:今井 康一)
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くらさわ みさ / Misa Kurasawa
米ニューヨーク大学ジャーナリズム学部/経済学部卒。東洋経済新報社ニューヨーク支局を経て、日本経済新聞社米州総局(ニューヨーク)の記者としてハイテク企業を中心に取材。米国に11年滞在後、2006年に東洋経済新報社入社。放送、電力業界などを担当する傍ら、米国のハイテク企業や経営者の取材も趣味的に続けている。2015年4月から東洋経済オンライン編集部に所属、2018年10月から副編集長。 中南米(とりわけブラジル)が好きで、「南米特集」を夢見ているが自分が現役中は難しい気がしている。歌も好き。
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やまだ としひろ / Toshihiro Yamada
早稲田大学政治経済学部政治学科卒。東洋経済新報社に入り1995年から記者。竹中プログラムに揺れる金融業界を担当したこともあるが、ほとんどの期間を『週刊東洋経済』の編集者、IT・ネットまわりの現場記者として過ごしてきた。2013年10月からニュース編集長。2014年7月から2018年11月まで東洋経済オンライン編集長。2019年1月から2020年9月まで週刊東洋経済編集長。2020年10月から会社四季報センター長。2000年に唯一の著書『孫正義の将来』(東洋経済新報社)を書いたことがある。早く次の作品を書きたい、と構想を練るもののまだ書けないまま。趣味はオーボエ(都民交響楽団所属)。
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