意外な子が「薬物中毒」に陥りやすい理由

依存症リスクを高める4つの性格特性

しかし内面的には、私は孤独や不安や感覚過負荷などに苦しんでいた。勉強の面で私を「優秀にした」特性のために、私は人付き合いが苦手になった。

だから、保健の教師が「仲間集団からの圧力が、ドラッグを始めるきっかけとなる」と言った時、私はその言葉を次のように理解した。「ドラッグをやれば、カッコよくなれる」。のけ者のように感じている人間としては、精神活性物質が好ましいもののように響いたのだ。

プリベンチュアの性格テストプログラムは、一般的なプログラムよりももっと深いものだ。それはリスクのある四つの特性に焦点を当てる。四つの特性とは、刺激欲求、衝動性、不安感受性、絶望である。

リスクのある子どもの大半は、早期に発見することも可能だ。たとえば、私は幼稚園の頃に、注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断されたが、この障害は違法薬物への依存症のリスクを三倍高める。私の場合、感情を調整するのが難しく、神経過敏であったため、いじめられやすかった。そして、孤独が絶望に変わった。

絶望から薬物を始める子ども

私のように絶望から薬物を始める子どもは、スリルを求めて始める子供とは目的がかなり異なる。

プリベンチュアによって見出される四つの性格特性のうち三つが、依存症の重大なリスク要因であるメンタルヘルスの問題と関連している。たとえば、衝動性はADHDの人々の間では一般的だし、絶望はしばしば鬱病の前兆となる。不安感受性とは、過度に敏感であること、また不安に関連する身体的な感覚を恐れることであるが、これはパニック障害と関連している。

刺激欲求は他の疾患などとは関連していないが、強烈な経験に魅力を感じる人はおそらく薬物が好きであろうことから、依存症のリスクが高まる。

プリベンチュアは教師向けの2~3日の集中トレーニングから始まる。教師たちはそこで、心理的な問題を克服するためのセラピーのテクニックを学ぶ。このプログラムでは、上記のような特性が障害や疾患につながるのを防ぎ、刺激欲求の場合は、危険な行動を防ぐことを狙う。

新学年の初めに中学生は性格テストを受け、四つの特性を持っているかが判定される。数カ月後に、「あなたの性格を成功につなげる方法」という形で、1時間半のワークショップが2回行われる。ワークショップは全校生徒に向けて告知されるが、出席できる人数は限られている。ほとんどの生徒が参加を希望すると、コンロッド教授は言う。

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