「イジメと戦争」はこの世から絶対に消えない それでもタモリさんと考えた、唯一の解決法
イジメとは一体何だろう?
問題解決に向かううえで大切なのは、まずは「イジメの正体」を知ることだと思う。
イジメをなくそうとする人達は、これまでずっと弱い側……つまりイジメられっ子側の気持ちに立って、イジメを見てきた。だけど、それでは解決策が出なかったわけだ。
ならば思いきって、イジメっ子側に立ってイジメを見てみるとどうだろう? すると見えてくる「イジメの正体」。
結論を言うと、イジメは、イジメっ子からしてみれば「娯楽」なんだよね。おカネもいらない、技術もいらない、工夫もいらない、とっても手軽にできる娯楽。そりゃ「イジメやめようぜ」ではイジメがなくならないわけだ。娯楽なんだもん。
「TVゲームばかりするな!」と親から怒鳴られて、その瞬間は電源を切っても、親が寝静まった頃にコッソリと再開した経験は皆にあると思う。まさに、あれだよね。
娯楽は取り上げることができない。
それがイジメのようなクソ面白くない娯楽であろうと、娯楽であるかぎり取り上げることはできない。ただ、娯楽を"間接的に"取り上げる方法が一つだけある。
イジメよりも面白い娯楽を
それは「今、ハマっている娯楽よりも、もっと面白い娯楽を与えてあげる」という方法。極端にバカな例だけど、『プレステ3』をやめさせたかったら、「プレステ3をやめなさい」と怒鳴るのではなく、『プレステ4』を買い与えればいい。
イジメをやめさせたかったら、イジメよりも面白い娯楽を与えてあげればいい。
先生はイジメっ子に歩み寄って、「おい、ブルーハーツって知ってる?」と教えてあげればいい。ギターにハマったら、イジメなんてしている暇はない。
「なんで、イジメっ子にそこまで歩み寄ってやらないといけないんだ!」という声もあると思うけど、目的は、「イジメをなくすこと」 だからね。イジメっ子のエネルギーを押さえつけるのではなく、別方向に流してやればいい。
ただ、"正しいことしている人"にとって「自分の反対意見は悪」 になるので、「イジメやめようぜ」と叫んでいる人達に「そうじゃなくてね……」という意見をぶつけると、「俺たちは間違っていない! イジメをなくそうと思ってるんだ!」とヒステリックに騒ぎ立てるから、まぁ面倒くさいんだ、これが。
いつだって、正論バカが一番ブレーキを踏みやがる。
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