最速解説!新MacBook Proの魅力と課題

目玉機能「TouchBar」の真価とは?

インターフェースも新しいものを採用した。薄型キーボードは、世代が新しくなり、バタフライスイッチやスプリングをチューニングし、洗練したタッチを実現した。また、感圧式のForceTouchトラックパッドはサイズが大幅に拡大され、作業効率が高まった。

新型MacBook Proの13インチ上位モデルと15インチモデルには、これまでにない新しいインターフェースが搭載された。Touch Barと呼ばれ、有機ELのRetinaディスプレーを用いた細長いマルチタッチディスプレーで、今までファンクションキー(F1、F2などのキー)が収まっていた場所に配置された。

アップルはポータブル型のMacを発売して25周年を迎えた。これまで、トラックボール、トラックパッド、Wi-Fi、高精細ディスプレー、アルミニウムボディなど、さまざまな業界標準となった仕様をMacで先駆けて実現してきた。Touch Barについても、革新の象徴的な機能と位置付けていきたい考えだ。

Touch Barの役割とは?

まったく新しいインターフェース「Touch Bar」

Touch Barは、右寄りにはシステムに関する設定、たとえばSiriや音量、明るさ、再生コントロールなどの調節が可能だが、中央部分から左は、今操作しているアプリや、そのアプリの中の作業に応じてめまぐるしくその役割を変化させる。

たとえば文字入力を行っているときには予測変換の候補が表示され、タッチするだけで入力することができる。また絵文字ボタンを押すと、絵文字をタッチして直接入力できる。左右にスライドさせて絵文字を探すことも可能だ。

実際にTouch Barに触れてみると、驚くほど滑らかな表面で気持ちがいい。タッチしてボタンを押すだけでなく、この上に指を滑らせながら、音量などのスライダーを調節したり、ビデオ編集したい場所を素早く見つけ出したりすることができる。

キーボードの上部に位置しているが、実際に操作してみると、ディスプレーが拡張された感覚に近い。そのため、タッチタイピングに慣れていても、キーボードに視線を向けず、自然にファンクションキーを操作することが可能だった。

アップルは発表会の中で、macOS Sierraの各種アプリは計算機に至るまで、Touch Barを深く活用していると述べた。それだけでなく、アップル、アドビ、マイクロソフトなどのクリエーティブ系やオフィス系のアプリケーションもTouch Barをサポートしており、今後も開発者が新たな活用方法を作り出すことを期待しているという。

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