ファンドも食指!音声認識ベンチャーの実力 アドバンスト・メディアの鈴木清幸社長に聞く
育つか、「AOIちゃん」
声で対話できるブラウザとして、バーチャルキャラクターのAOIも始動した。ユーザーが話しかけると返事をし、テレビをつけたり、チャンネルを替えるなどしてくれる女の子のキャラクターだ。
「AOIマーケットプレイスみたいなことを考えている。何をキャラクターにやらせるか、どういうキャラクターを使うか、どういう声でしゃべらせるか。この3つで、アイテム候補がある。これを三位一体型にして、いろんな企業からわれわれのマーケットプレイス上にアイテムを出してもらい、それに対しユーザーが支払った何%かをマーケットプレイスの運営費としてもらう。そういうことができるのではないか」
AOIちゃんは、社内スタッフが描いたオリジナルのキャラクター。音声による質問に対し返事をするし、触れると顔を赤くするなどの反応をしてくれる。
「そういうところは凝るようにしている。(いまは無料のアプリだが)いろいろ操作してもらい、いろいろな苦情をクリアすることで、ホンモノのおカネが取れるサービスにしていきたいと思う。LINEのアイテム課金というのも意識している。今の声はAIだが、いろんなボイスを作れる会社に出店してもらいたい。好きな声をユーザーが選んで買ってもらうのが望ましい」
音声認識アプリのビジネスは、当面はauやNTTドコモなど、スマホでの利用料が固定的に入りそうなところ向けが軸になりそう。売り上げは横ばいの見通しだが、売り上げの上振れ、赤字幅縮小も見込まれる。
そうした中、ウィズパートナーという強力な後ろ盾も得て、思い切った投資にも踏み切る。音声認識の技術に磨きがかかれば、中期的な成長も期待できそうだ。
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