GEナンバー2が語る、世界戦略の全貌

ゼネラル・エレクトリック、ジョン・ライス副会長に聞く

世界でインフラ事業の受注競争が活発になっている。米ゼネラル・エレクトリック(GE)も、新興国での事業を拡大中だ。同社ナンバー2のジョン・ライス副会長は、2010年から米国を除く世界市場を担当し、香港を拠点に160カ国の事業を統括している。GEの事業は発電から航空機エンジン、医療機器や金融など多岐にわたる。売上高1473億ドル(12年度、約15兆円)の巨大企業は、米国以外での成長戦略をどう描くのか。

 

──14年に日立製作所が三菱重工業と火力発電事業を統合し、さらには原子力発電の統合も示唆しています。原子力発電でパートナー関係にある日立と、合弁事業を解消する可能性はありますか。

現時点では、日立とのパートナーシップを変更する考えはない。原子力はとても重要な技術で、将来も変わらないと思う。それに対してGEは責任を負い、何年も前から日立と合弁事業を続けてきた。長期的な視点でのパートナーシップが前提だが、その間には状況が変わることもあるし、途中で障害や問題点が発生することももちろんあるだろう。

──1月には東芝と発電事業で提携関係を強化しました。東芝とより密接になるということですか。

東芝や日立、三菱重工のような大企業の場合、事業をグローバルに展開し、分野も多岐にわたる。協力できる部分もあるし、競合する部分には垣根を作る必要がある。東芝は非常にすばらしい企業なので、協力しつつ、競合しつつ、互いの垣根をはっきり分けていけると思っている。

大企業ばかりが話題になるが、GEにはイノベーションをとても大切にする企業文化がある。すぐれたソリューションを作るために、中小企業とのパートナーシップも検討の対象に入れて相手を探している。

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