技術を翻訳する力
O2Oの戦略はないと言いながらも、スマートフォンを軸にしたコミュニケーションには、今後も力を入れて取り組む方針だ。
「スマートフォンは、ポテンシャルが非常に高い。最新技術をフルに活用することで、スマートフォンを触り始めた消費者に感動を与えることができる。その体験が新しければ新しいほど、ジーユーというブランド自体を新鮮に感じてもらえる」と、萩原氏は期待を込めて話す。
スマートフォンの取り組みでは、消費者一人ひとりに、自ら能動的にブランドに関与、参加してもらえる。消費者とブランドの会話につながる。ジーユーのファンになってもらえる。
20代女子の心をつかむため、彼女たちにとって最適なメディアを選ぶ。リアルな驚きや感動の体験を与えることを何よりも重視する。最新技術を駆使しながらも決して表には出さない。飽きさせず連続して企画を打ち続ける。自分たち自身も楽しんで取り組む。
「顧客の声や反響を見ると、もっともっといいものにしたいと思う。そのためにぼくら自身も進化していかなければ、消費者に飽きられてしまう。とはいえ、あまり最先端を行きすぎても、消費者に伝わらない。“技術を翻訳する力”が必要だ」(萩原氏)。
萩原氏の言葉は、O2Oに取り組む企業の多くの担当者の胸に響くだろう。次回はさらに深くジーユーが展開するO2Oをレポートしよう。
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