年収1700万円「26歳金融マン」の質実家計簿 将来に備えてガッチリと貯蓄していた!

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支出の内訳

早朝に出勤した同僚たちは私服の大輔さんを見て、「お前、やっちゃったね」と、笑ったそうだが、こんな話は大輔さんの会社ではよくあることらしい。

「急いで帰宅して、シャワー浴びてスーツを着て、また1時間後には会社に戻ってましたよ(笑)」

穏やかで温和な雰囲気とは裏腹に、何とも過激な日々をこなす大輔さん。

その家計簿はいかに……?

おカネを使いたくても、使う時間がない!!

20代ではかなりの大金を稼ぐ大輔さんではあるが、ご自身では、そんな風には思わない。

日系と比べれば突然クビになる可能性も高く、また、激務で体調を崩し、早々に退職をする同僚も多い。今の給料は、一時的なアブク銭のようにすら思えると語る彼。「いつ、どうなるか分からないので、変な無駄遣いはしたくないです。急に職を失っても大丈夫なように、ボーナスも使わずに貯金します。そもそも、おカネを使う時間も、あまりないです」。

確かに、大輔さんの話を聞く限り、自由時間はあまりないように思える。

恋人ができても、一週間に一度会えるか会えないか際どいスケジュールのため、男性に負担が掛かりがちなデート費用(交際費)も月6万円と、相場よりは低め。週末にゆっくり食事ができるデートは月1回程度なので、その際には、それなりの単価のレストランに食事に出かけることもある。しかしいかんせん、急な仕事が入る可能性もあり、直前まで「約束」は出来ない。

「予約困難な人気のレストランなんて、絶対行けません。キャンセルになったら、彼女もガッカリさせるし、お店にも迷惑が掛かってしまうので……。年に一回行けるか行けないかの旅行も、いつもキャンセル規約を気にしています」

収入があっても、使う時間がない。貯蓄は必然的に、いつの間にやら増えていく。

羨ましいような、羨ましくないような…。

住居費18万円:会社近くの、タワマン在住

どこまでも謙虚な姿勢を崩さない大輔さん。高級タワーマンションへの憧れやミーハー感は薄いが、やはり激務のため、クリーニング、24時間のコンシェルジュ、そして宅配ボックスなどのサービスは必須。さらに急な呼び出しにも備え、会社近くというエリア条件で絞って行くと、必然的にそれなりのタワーマンションへと選択肢は絞られた。

「タワマンと言っても、僕のは40平方メートルの狭い部屋です。家にいる時間は本当に少ないので、正直家賃は勿体ないですけど、買い物もほぼインターネットで済ませるので、大きな荷物や、クリーニングもフロントで預かってくれるのは便利ですし、効率がいいです」

時には、家事代行サービスもフロントを通して頼むこともあるそう。

誰もが一度は憧れるタワマン暮らしだ。

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