(第3回)自分経営にもビジョンと戦略を持て

 そして最後に、この図の最下段にある「一貫して守るべき信念・思考・行動・態度」と「受け入れない生き方・思考・行動・態度」を埋めます。企業で言うならばクレド(信条・約束事)に相当するものです。特に受け入れないことを書くことが大事です。「嫌なときにお客様に冷たい態度をとってしまう」でも「何でも否定的に考えてしまう」でも「二度寝してしまう」でも何でも構いません。受け入れたくない生き方・思考・行動・態度を考えてみてください。
 将棋の羽生棋士も「プロフェッショナルとは、揺らぎない人だと思っています。変わらないというか、核があるというか、信念があるというか、誇りがあるというか、つまり本当に大事にしているものを守り続けている、信じ続けていることではないかと思っています」と述べています。目標へ向かうためには一貫して守る何か(クレド)が大切です。

 セルフリーダーシートを埋めるのは簡単なようでいて骨の折れる仕事です。でも取り組んでみてください。

下図は「35歳自営業(都市デザイン会社)」「家族は妻と幼い男の子一人」「趣味はジョギング」をイメージした例です。ぜひ参考にしてください(画像クリックで拡大)
 アイルランドの格言に「結婚式の準備には皆熱心だが、それよりも大事な結婚生活の準備をする人間は意外に少ない」というものがあるそうです。
 転職や異動も新しい会社や上司との結婚のようなものです。キャリアを考えるとき、転職や昇進(40歳で部長になる!など)というイベントにだけ目がいきがちですが、そこに時間とお金を投資するだけでは不十分です。短中長期のキャリアを構築する戦略をつくることと、その日まで自分をどう導けるかのセルフリーダーシップ力を鍛えておくことが大切です。自分を上手にリードできるようになれば、転職後や昇進して責任が増しても上手く仕事ができることでしょう。

 セルフリーダーシートを書き、目標へ向かえる揺らぎない自分を見つけてください。

内田隆(うちだ・たかし)
マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院経営学修士(リーダーシップ、ネゴシエーション、戦略、起業を専門に学ぶ)。更に、ハーバード大学ビジネススクール、ケネディ行政大学院にてリーダーシップや組織経営を学ぶ。
在学中300人以上の世界のビジネスリーダー、国家元首達と会い、彼等のリーダーシップスタイルを独自に研究。特にビジネスリーダーシップやWin- Win型ネゴシエーションを家庭や趣味に応用した「人生のリーダーシップモデル」を独自に構築し定評を得る。
2007年株式会社フォロードリームを創立し代表取締役会長兼CEOに就任。他人を恣意的に動かすことよりもまずは自らをリード手本を示す「セルフリーダーシップ力」で社員力を経営競争力へと変える経営戦略&リーダーシップコンサルティングや講演、研修、執筆活動など幅広い分野で活躍している。
詳細プロフィールはこちらまで
HP: http://www.followdream.jp Email: info@followdream.jp
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