年収1900万円「外資系コンサル39歳」の家計簿 夫婦で子供を溺愛、教育費に月15万円!

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昔は『Dior Homme(ディオール・オム)』の私服を着ていたが、今はハイブランドすぎないイタリアブランド派に。最近は銀座や新宿の三越伊勢丹で『LARDINI(ラルディーニ)』、『TAGLIATORE(タリアトーレ)』を購入する。買い物のポイントを貯めるため、極力同じ場所で購入するようにしているそうだ。

また、以前は筆記用具と言えば『モンブラン』と決めていたが、今は市販の3色ペン派になった。時計に関しても、昔はデザインやブランド重視で『IWC』を身に着けていたが、今はトライアスロン用のGPS機能付き7万円の時計を愛用している。

「30代前半は、“高級時計は成功の証”だと思っている時期があったんですよ。ただ50・60代の役員や部長のお客様と仕事をするなかで、若造が200万~300万の時計を身に着けていたら、相手はいい気持ちしないですよね」

お洒落と相手の気持ちを思いやった身だしなみの違いも分かってきたようだ。一方、稲盛さんの奥様は、前述の通り出費に対してシビアだ。あまり自分自身にはおカネは掛けず、ユニクロや楽天市場で低価格で買ったものをうまく着こなしている。

婚約・結婚指輪に『Harry Winston(ハリー・ウィンストン)』を贈った以来、アクセサリーはプレゼントしていない。ただ、いつも綺麗でいてもらいたい、と『FOXEY(フォクシー)』の服をプレゼントすることもあるという。

交際費(9%)8万円

交際費は、週に一度行く程度で、1回で1~2万円程度使う。銀座や麻布周辺での会食が多く、六本木では『ウルフギャング・ステーキハウス』や六本木ヒルズの『バルバッコア』によく行く。銀座ではこじんまりとしたスペインバル的なお店が多く、そういったところを利用しているようだ。

また、トライアスロンに熱中しているという稲盛さんは、会社近くにあるジムに月5000円、トライアスロンへの月会費や大会費で大体1万5000円は使っているという。ジムで思いっきり汗をかいた後は、会社に戻ることもあり、ライフスタイルの一部になっているようだ。

そして最後に、最近した一番いい買い物について尋ねた。すると、一流ビジネスマンならではの答えが。

家庭を持っても譲れない、男のステータス

「海外出張中に買った、『John Lobb(ジョン ロブ)』の革靴ですね。フォーマルなスタイルに合う靴の中では最高峰なので、何足か所有しています。表参道の『Brift H(ブリフトアッシュ)』という靴磨きのお店があるんですが、そこで磨いてもらっています。素人では出せないツヤが出るので、持って行く甲斐がありますよ」

そして『John Lobb』の靴を購入したことは妻に内緒にしているんです、と打ち明けてくれた。

家族が出来た今、よりいい物を選んで買うようになったからこそ、自分へのご褒美を買った時の喜びもひとしおなのだろう。「妻ももう少し使ってくれるとね、僕も使いやすいんですけど」とうっかり漏らした本音。完全には捨てきれない独身時代の「尖った」価値観とのジレンマを、垣間見たのだった。

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