私大文系に通わせるなら700万円は覚悟せよ 大学の学費、トータル金額を知っていますか

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
ちゃんと備えておかないと、家計は火の車になりかねません(写真:すなべしょう / PIXTA)

2月中旬に入り、大学受験シーズンのピークを迎えている。今月から3月にかけては私立大学の入学試験、合格発表が立て込み、25日には国公立大学の前期試験が実施される。

わが子の大学受験を迎えている保護者なら、すでに受験校の入学金、授業料などは確認済みのことだろうが、なかには「おカネのことは二の次」と、子どもの希望を優先して受験校を決めている家庭もあるのではないだろうか。

合格してから慌てないために、事前確認を

受験の真っただ中にいるときは、とにかくわが子が合格してくれることを祈り、それだけを目指してあらゆる手を尽くすものだ。しかし、いざ合格して入学金を納入期限までに払うとなると、急におカネの問題がリアルになる。合格はうれしいものの、経済的には崖っぷち、と慌てないために、一度この時期に、大学生活に向けてかかる費用を確認してみよう。

国公立大で約511万円、私大文系なら約692万円、私大理系なら約787万円――。日本政策金融公庫の「教育費負担の実態調査結果」(2014年度)を読み解くと、子ども1人を4年制大学に入れて、卒業させるまでの費用は平均でこれぐらいかかる。大学院卒(計6年間)を想定すればオール国公立大でも約725万円、私大文系なら約986万円、私大理系なら約1126万円となる計算だ。

次ページ国公立狙いでも負担が大きい理由
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事