しかし「何がセクハラにあたり、何があたらないのか」のボーダーラインは、まだまだ不明確で、いつでもだれでも「やらかす」可能性があるハラスメントには違いありません。「明るくその場を和ませる下ネタ」はOKでも「相手が嫌がっていたらセクハラ」になってしまいます。私が現時点で考えている見解をまとめてみました。
休みの日なら「何を書き込んでもOK」ではない!
読んでいただいて分かると思いますが、同じ言葉でも「言い方」「シチュエーション」によって、セクハラか否かは分かれます。また、上記のNGに気を付けていても、女性社員から嫌われていたり、人間関係が悪かったりすると、ちょっとのことで相手の怒りに触れやすくなります。要するに、大切なのは信頼関係を築くことです。
――ほかに「あまり知られていなが、最近こんなトラブルが急増中」といった例はありますか?
冒頭の「冤罪不倫」とも少し重なりますが、LINEやSNSを巡ってトラブルになり、会社で懲戒処分を受けたというケースが増えています。
トラブルの根底に共通してあるのが「会社の外で、プライベートな時間なら、何を書き込んだりつぶやいたりしてもいいだろう」という、社会人としての自覚の薄さ、考えの甘さです。それが結果的に、会社全体の評価や評判を落とすことになっています。たとえば……
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