日本野球にすぐさま適応
メジャーリーグで控えメンバークラスの実力だったラミレスは、来日前、「外国人としてホームランを打つことを期待されていて、それがいちばん重要だと思っていた」という。しかし、ボールになる変化球を振らせようとする日本の配球に戸惑い、外角のスライダーに空振りを繰り返すと、すぐに考えを改めた。
「ここは母国ではない。アメリカの野球を教えに来たのではなく、日本の野球を勉強しに来たんだ」(『Sponichi Annex』より)。
来日当初はレフト方向に引っ張る打球が多かったものの、徐々にセンター、ライトにも快音が響くようになった。その理由について、ラミレスは2000本安打を達成した後の会見でこう話している。
「日本に来たとき、若松(勉)監督から『素晴らしいパワーがあるのだから、引っ張ってばかりでなく、逆方向へ飛ばしたらいい』と言われた言葉を覚えている」
ラミレスは何とか自身を異国の環境に溶け込ませようとする首脳陣や同僚のアドバイス、心遣いを意気に感じ、彼らの声に耳を傾けた。そうして自身の打撃をバージョンアップさせていく。
「日本に長くいるにつれて、打率、打点、ホームランとバランスよく成績を残していくには、すべての方向に打ち分けることが必要だと思った。そうやって取り組む一方、『自分はホームランを打てるんだ』とも信じている」
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