NY爆発事件、現場で一体何が起きたのか 容疑者は19日、銃撃戦の末に拘束
Q: 事件はテロによるものなのか?
A: クオモ州知事は18日、今回の爆発と国際テロとの関連を示す証拠はなく、犯行声明を出した組織もないと語った。だが、知事は、捜査は初期段階だとして「ニューヨークで爆発事件が起こるのは明らかにテロ行為だ」と強調。デブラシオ市長は今回の爆発を「故意によるものだ」と述べた。
Q: 容疑者については?
A: 捜査当局者2人によると、18日深夜にヴェラザノ=ナローズ・ブリッジ近くで一台の車を止め、乗っていた5人への聴取をマンハッタンにあるFBIのオフィスで行ったが、このうち誰も、容疑に問われなかった。当局者は18日、これ以外に「容疑者」が1人いることを明らかにした(19日には、指名手配されていたアハマド・カーン・ラハミ容疑者が警察との銃撃戦の末、拘束されている)。
折りたたみ式携帯などで作動
Q: チェルシーで爆発した装置の詳細は?
A: 捜査当局によると、金属片がいっぱいに入った圧力鍋に、作動のための折りたたみ式携帯電話とクリスマス用装飾ライトが付いていた。西23丁目で発見された装置も同じ構造だった。
Q: 17日にニュージャージー州で起きた爆破事件と関連しているのか?
A: 政府当局者によると、彼らは当初、ニュージャージー州とニューヨークでの爆破事件に関連はないと見ていた。18日遅くになって捜査当局幹部は、2つの事件に関連があるかどうか入念に調べているが、関連性は確認されていない。ニューヨーク市警のロバート・K・ボイス刑事局長によると、警察では、7月にセントラルパークで不審な爆発が起きてバージニア州から来た10代の男性が足の一部を失った事件と、今回のチェルシーでの事件との関連はない、と確信している。
Q: ニュージャージー州の爆破事件の状況は?
A: ごみ箱に仕掛けられていた手製の装置が17日、シーサイドパークで爆発した。発生は午前9時30分ごろで、近くで米海兵隊主催のチャリティーマラソンが始まるのとほぼ同時刻だった。けが人はなかった。当局によるとマラソン開始は爆破と無関係の理由で遅れたため、爆発発生時に現場近くのマラソンコースには誰もいなかった。爆発物は折りたたみ式携帯を時限装置として使い、3つのパイプ爆弾が束ねられていた。
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