職場での孤立を終わらせる「3つの行動」 簡単な心掛けで、人生の見え方が変わる

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でも、中には、嫌な思いをした相手で、どうしても感謝の気持ちなど持てないという人もいますよね。じっくり考えてみても、その人への思いが感謝に変わらなかったということは、今の今まであなたを苦しめてはいても、あなたの人生にあまり影響がなかったのではないでしょうか。そうであるならば、今この場で忘れてしまいましょう。

そうはいっても、あのときは本当に嫌な思いをした、恨みさえ抱いている――。でもそのように思い続けたとしても、あなたには何ひとついいことはありません。どうしても頭から離れなければ、以下の方法を試してみてください。

まず、その嫌だった相手の顔を思い浮かべます。次に、その人が足を肩幅に広げて立っている姿を思い浮かべます。そして、心の中でつぶやきます。「この人は小さな人間だ、小さな人間だ、小さな人間だ……」。その人がどんどんどんどん小さくなっていく姿を思い浮かべて、最後に自分の手のひらの上に乗せてしまいます。

そして、手を軽く握って手の中に閉じ込めましょう。さらに、思いっきり振りかぶりながら、「私はあなたのことを忘れます」と言いながら、そのまま、空高くに投げ捨ててしまいます。「さようなら」――心の中がスカッとすれば、成功です。もしまだモヤモヤした思いが残っていれば、しばらく空を見上げましょう。青い雄大な空を見つめます。雲の流れる様子をひたすら追いかけます。ああ、さっき投げたあの人ももう遠くに行っちゃったな……。大きく深呼吸して、気持ちをリセットします。きっと少しずつ前向きになることができるでしょう。

成果と関係ないことも精一杯やってみる

次に、「成果と関係ないことも精一杯やってみる」についてです。

これまであなたは仕事とどのように向き合ってきましたか?事なかれ主義で、何事もなく毎日が通り過ぎればいいと思っていませんでしたか?

そのような思いが周囲の人との壁をつくってしまいます。私が指導した職場でも、仕事への姿勢が人間関係にも影響することが多くの実例としてありました。

実際に、仕事に前向きでない人には、周囲の人との隔たりができてしまっていました。たとえ、本人は周囲と仲良くしたいと思っていたとしてもです。だからこそ、人間関係を改善するには、仕事への姿勢を見直すことが大切なのです。

あなたも以前は今よりも仕事にこだわりをもち、今よりももっと前向きではありませんでしたか?それなのに、なぜ今はこだわりをなくしてしまったのでしょうか。

今から少しの間だけ、仕事の「細部」にこだわってみましょう。たとえ成果とは無関係であったとしても、どのように細かいことであったとしても、手を抜かないようにしてみます。細部にこだわると、人生観も変わります。少しの期間に限定して、楽しみながらゲーム感覚で行うと効果も高まります。

成果とは関係ないことにまで精一杯取り組めば、あなたの仕事の成果も自然と上向いていくはずです。細部にこだわった仕事がいい加減であるはずがないからです。こだわりを持てば、仕事も面白くなります。今までとは違う風景が見えてきます。

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