職場での孤立を終わらせる「3つの行動」 簡単な心掛けで、人生の見え方が変わる

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「本当におしゃれかどうかは靴を見れば分かる」とは、よく聞く言葉ですよね。ファッションで一番手を抜きやすいのが靴だからです。どんなに今風の服に身を包み、ヘアスタイルにこだわったとしても、靴で手を抜けば台無しです。仕事も同じです。目立たないところだからと、手を抜いてはいけません。どれだけのことができたかではなくて、「どれだけ心を込めたか」が大切です。

そして、そのような姿勢には誰もが共感するものです。あなたが意識してその姿勢を外に見せようとしているかどうかは関係がないから不思議なものです。

簡単な仕事を馬鹿にしない

最後は、「簡単な仕事を馬鹿にしない」についてです。

よく「形から入る」といいますが、形を変えることで心も変わります。楽しいから笑うだけではなくて、笑うことで楽しくなります。順序を逆にすれば、あなたの行動の方が変わるのです。

あなたが立派な振る舞いをするように心掛ければ、あなたは立派な心の人に変わります。あなたが優しく振る舞うようにすれば、優しい心の人に変わります。あなたが他人を気遣うようにすれば、気遣いのできる人に変わるのです。

そして、いちばん大切なことは、何事も絶対に馬鹿にしないということ――。

私の好きな言葉に、千利休の「稽古とは 一より習ひ 十を知り 十よりかへる もとのその一」があります。稽古とは、基本から習いはじめて、一から順番に習得して十のレベルに達するものです。しかし、ここで満足をしてはいけないということです。もう一度、基本の一に立ち返るのです。これによって、一度目では分からなかったことも、しっかりと見通せるようになっていきます。十に達しただけで満足してしまえば凡人ですが、また一から十までを繰り返せる人が本物のプロになれるのです。

今はもう自分のやる仕事ではないと思っている仕事はないでしょうか。少し先輩になったから、もうあんなことはやらないと思っている仕事はないですか。一度しっかりと基本に立ち返る習慣を持ちましょう。その仕事をあなたが率先してやってみるといいでしょう。あなたからやると申し出てみてください。あなたの人間関係は劇的に改善されるはずです。この効果は絶大です。

すべては心の持ち方ひとつです。何事も馬鹿にせず真剣に取り組む人をけなす人はいません。仲間外れにする人もいません。人間関係を変えるのはあなたの行動です。あなたが変われば、あなたの人間関係も変わるのです。

坂本 松昭 マネジメントストラテジスト

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さかもと まつあき / Matsuaki Sakamoto

神奈川県生まれ。東京大学大学院理学系研究科修了(理学修士)。政策研究大学院大学修了(公共政策修士)。専門は、経営管理、データサイエンス。

都市銀行勤務を経て、現在は大手企業に所属。単独部門では解決できない全社的な問題解決に取り組むほか、中小企業経営にも参画の経験がある。組織力強化のためのメソッドを提唱し、多くの職場で成果を出している。

著書に『誰がやってもうまくいく!最強の組織づくり』(同友館)がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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