福島第一原発で120トンの放射能汚染水が漏出

東電またも重大事故、設備の安普請が裏目に

東電本店。福島第一原発の地下貯水槽から放射能で汚染された水が漏れだした

東京電力・福島第一原子力発電所の地下貯水槽(貯水容量1万4000トン)から、高濃度の放射性物質で汚染された水が漏れ出していることがわかった。ポリエチレン製遮水シートの継ぎ目から漏出したと見られる汚染水の量について東電は120トンにのぼると見ており、その一部が3層構造の遮水シートの外側の土壌の中にしみ出ていることもわかった。 

地下水汚染のおそれも

 東電は4月6日午前10時の緊急記者会見で汚染の実態について公表。ストロンチウム90などベータ線核種を中心に、7100億ベクレルの放射性物質を含む汚染水が漏出しているとの推計を明らかにした。現在、その大部分が貯水槽内の遮水シートのすき間にとどまっていることから、東電はポンプ4台を用いて隣接する空(から)の地下貯水槽(貯水容量1万3000トン)に急きょ、移し替えるする作業を開始した。ただ、移送には最短でも5日以上かかる見通しで、予想以上の時間を費やした場合には地下水の汚染など環境への影響も懸念される。

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