「シェール革命」、大阪ガスが先手

来13年度には早くも利益貢献へ

大阪ガスが中部電力とともにシェールガスの液化加工契約を結んだ、米国フリーポートLNGディベロップメント社のプロジェクト現場

円安、原油高により日本が輸入する液化天然ガス(LNG)の値上がりが続く中、米国「シェール革命」への期待が、日本でも高まっている。

採掘技術の革新により、シェール(頁岩)から低コストで取り出せるようになった米国産シェールガスを、LNGの形で日本に輸入するプロジェクトが具体化してきたからだ。

中でも注目を集めているのが、大阪ガスと中部電力が、米国フリーポートLNGディベロップメント社とシェールガスの液化加工契約を結んでいるプロジェクト。フリーポート社がLNGを日本に輸出するに当たっては、米国当局から承認を得る必要がある。

もっとも、米国連邦エネルギー規制委員会(FERC)は、申請順位の早い案件を優先的に審査する方針を示している。フリーポート社による対日輸出プロジェクトの申請順は、すでに認可済みの案件に次ぐ、2番目のもの。承認が得られれば、大阪ガスと中部電力は、2017年をメドにそれぞれ年間220万トンのLNGを調達できることになる。

その大阪ガスが、3月中旬に発表した来2014年3月期のグループ経営計画の中で、17年のLNG輸入開始を待たずに、シェールガス関連事業が早くも業績に寄与する見通しであることを明らかにしている。

国内ガス事業そのものは減益の公算

大阪ガスのグループ経営計画によれば、来2014年3月期は、売上高1兆5080億円、営業利益1000億円を目指すとしている。まもなく決算期末を迎える今13年3月期の会社計画である売上高1兆3730億円、営業利益940億円と比べると、売上高で9.8%の増収、営業利益で6.4%の増益となる勘定だ。

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