「CSR高成長ランキング」トップ50 【2013年版】CSR得点上昇率1位の企業は?

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財務が好調でCSRも成長していく企業は株式投資でも有望と考えられる。現在あるSRI(社会的責任投資)ファンドは時価総額の大きい大型株が中心で、インデックスファンドなどと構成銘柄があまり変わらないという声も聞かれる。

CSRの成長性を適切に見ることができれば、社会から信頼され、さらにリターンも高い銘柄を集めたファンドを作ることができるかもしれない。

目立たない優良企業が存在

たとえば、ランキング首位となった協和エクシオは、12年5月の安値690円から3月27日には1012円と大幅上昇となっている。財務体質の強い同社は業績は非常に安定している。

これまで株式市場全体が沈んでいたために隠れていたが、アベノミクスの効果で表に出てきた可能性もある。ちなみにこの27日時点では、今期PER10.4倍、PBR0.91倍と一般論としては割安水準ともいえる。

さて、こうした目立たない優良企業は数多く存在する。こうした企業を1社でも多く見つけられるよう評価手法をさらにブラッシュアップしていきたい。

 

■CSR企業総覧

企業評価の新たな視座として浸透してきたCSR(企業の社会的責任)。上場企業をはじめ有力1128社におけるCSRの取り組みを、国内最大規模のデータベースから各企業個別に紹介した、日本で唯一の刊行物。

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岸本 吉浩 東洋経済 記者

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きしもと よしひろ / Yoshihiro Kishimoto

1996年東洋経済新報社入社。以来各種企業調査にかかわる。『CSR企業総覧』編集長として、CSR調査、各種企業評価を長年担当。著書に『指標とランキングでわかる! 本当のホワイト企業の見つけ方』など。2023年4月から編集局記者、編集委員、『本当に強い大学』2023年版編集長。

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