オラクル、期待外れ決算から早くも反転姿勢 データセンター設置で日本強化が鮮明に

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「いつ、どこでも、ITサービスを受けられるようにする」

ハード社長の記者会見での主なやり取りは以下のとおり。

――ITの適用分野の拡大についてどう思うか。

「かつて私がIT業界に足を踏み入れた時のメインフレーム並みの性能を持つモバイルデバイスを、今では子どもたちが持ち歩くようになった。彼らは、いつ、どんな場所にいても、ITサービスを受けられることを求める。数年後には、500億台ものデバイスがネットに接続されるようになるだろう。

ここでの課題はアプリケーションがまだ古いこと。変化に対応した形になっていないため、すべてを再構築しないといけない時代になっている。お客様は時間をかけてサーバーを統合したり、データベースとサーバーをつなぐことをやってきたが、それをシンプルにして提供していかなければいけない」

――オラクルではライセンスビジネスが中心になってきているようだが、どうか。

「ライセンスはテクノロジーを活用する方法の1つにすぎない。テクノロジーのために、年間50億ドルの投資を行っているし、それが新たなテクノロジーの原動力になっている。ライセンスとして購入してもいいし、クラウドサービスとして活用もできる。どちらを選ぶかは、あくまでもお客さまの選択になる」

――(ハード社長は)デルからCEO就任を打診されたと報道されているが。

「オラクルに非常に満足しており、興味はない」

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