さてはて、相談者様は、テレビ制作というニッチなスキルしかないことから転職を逡巡しているということですが、転職するためのスキルがどうのこうのということよりも、業界に未練ありまくりじゃないですか。辞める気全然ないじゃないですか。本当に辞める気だったら、
テレビ制作業界にサヨナラバイバイ、
俺は9時5時の仕事に就く
とポケモントレーナーのごとく(?)とっくに旅に出ているはずです。
実は辞める気がない
辞める辞める言ってて行動に移さない人は、実は辞める気は全然ないんですよね。だって今まで頑張ってきて、散々ひどい目にあってきたら、少しぐらい報われたいじゃないですか。でも報われない、その見返りもない……。
いつか来るであろう「自分が承認される日」を夢見つつ、せめて自分ができる事は、愚痴ることぐらい……。
業界へのヘイトの気持ちが高まりすぎて、仕事も手につかなくなってきたということですが、仕事に集中できないとなると、いろいろ失敗したり怒られたりもしそうです。すると、またどんどん腐っていって、さらに惨めな思いする……なんてことにもなりかねません。
でもなんで、そんな惨めなかわいそうな自分のままでいるんでしょうか。そんなかわいそうな自分でいることで誰かが自分を救ってくれるのを待っているのでしょうか。
残念ですが、今のままでは誰かから承認される日も来ないですし、そんなかわいそうな自分を救ってくれる誰かも現れません。
それなのに、なんでそのクソみたいな職場に居続けてしまうかというと、その方が「居心地がいい」からです。
居心地がいいといっても、サイコー! 楽しい―!!とかそういう意味の居心地の良さではありません。人間って悲しいことに、慣れた環境のほうが変化することよりも居心地がいいと感じてしまう生き物なんです。
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