"友達申請"してくる、上司との距離の取り方 「伴走型」マネジメントが流行ってますが……

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そうなると、相談できる内容はかなり限定されます。さらに困るのは悩みを「つい」話すと、せきを切ったようにしゃべり続るため、仕事になりません。上司は、気質的にはまじめな人なので、なんとか傷つけずに距離を置きたいのですが、職場で席が向かい合っているので無視するわけにもいかない、とGさんは悩んでいます。

適度な距離感の作り方

ちなみに最近の若手社員は、上司との距離感をどの程度にしておきたいと考えているのでしょうか?アットホーム株式会社のアンケート調査によると20代社員が考える、上司との距離感は、

・ランチや飲みに行くのは許容範囲
 ・Facebookの友達申請は微妙

さらに、仕事の悩みについて相談ができると感じている人は、わずか4割。表面的にはそれなりに親しくしていますが、心を開いているわけではない――のが現状のようです。

ただ、よく考えてみてください。上司と部下の距離感は長年、こんなものだったのではないでしょうか? 最近の上司が歩み寄りすぎて、部下がとまどっているだけかもしれません。

さて、本題に戻ります。妙に距離を近づけてくる上司に対して、部下はどのように対処すべきでしょうか? 大前提としては、

《逃げると追いたくなる。ゆえに逃げない》

ということでしょう。ただ、上司のプライドを傷つけることなく、うまくかわすテクニックを身につけましょう。間違っても避けるような態度を示すことなく、

「お気遣いありがとうございます。自分でやってみます。途中経過は報告しますので、困ったときには相談に乗ってください」

と相手を立てつつ、適度な距離感を作ってみるのはどうでしょうか。

高城 幸司 株式会社セレブレイン社長

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たかぎ こうじ / Kouji Takagi

1964年10月21日、東京都生まれ。1986年同志社大学文学部卒業後、リクルートに入社。6期トップセールスに輝き、社内で創業以来歴史に残る「伝説のトップセールスマン」と呼ばれる。また、当時の活躍を書いたビジネス書は10万部を超えるベストセラーとなった。1996年には日本初の独立/起業の情報誌『アントレ』を立ち上げ、事業部長、編集長を経験。その後、株式会社セレブレイン社長に就任。その他、講演活動やラジオパーソナリティとして多くのタレント・経営者との接点を広げている。著書に『トップ営業のフレームワーク 売るための行動パターンと仕組み化・習慣化』(東洋経済新報社刊)など。

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