ポルシェ「718ケイマン」は一体何がスゴいか

ターボ4気筒エンジン搭載モデルの実力

ポルシェ 718 ケイマンを試乗する──サーキットでも一般道でもゴキゲンそのもの! vol.2

ポルシェ車ならではの加速

テストドライブを行ったのは、スウェーデン第三の都市、マルメ周辺と近郊のショートサーキット。どこかのんびりとした空気の流れるそんな北欧の地を、背中にかつての“スバルサウンド”に似たビートの効いた低音を感じながら、まずは2リッターのPDK仕様で一般道を走りはじめる。

さしあたり、その動力性能にもちろん不足はない。ポルシェ車ならではの軽量ぶりもあって、スタートの瞬間からトルク感は十分だし、アクセルペダルを踏み加えれば即座に加速態勢に移ってくれる。

日常シーンでは、思いのほか早いタイミングで高いギアを選ぼうとするのは、もちろん燃費意識ゆえであるはず。だが率直なところ、時にそれがちょっと鬱陶しく感じられる場面もあった。特に、80km/h付近でトップの7速ギアが選択され、すかさずロックアップが行われると、やや不快なノイズがこもり気味。ちなみに、その時点でのエンジン回転数は1400rpmほど。すなわち、このエンジンを“気分良く使う”ためには、少なくともこれ以上の回転数はキープをしたいということでもある。

MT仕様で、1速→3速→5速といった“ずぼらシフト”を常用するのはちょっと辛い。やはり低回転域ではターボブーストがしっかり立ち上がらない印象が避けられず、こもり音も気になるからだ。

一方、2.5リッターユニットに可変ジオメトリーターボを組み合わせたSグレードに乗り換えると、「ベースグレードとの差は思った以上に大きい」というのが、率直な第一印象だった。

特に、MTとの組み合わせでは前述“飛ばしのシフト”が問題なく出来るし、ターボラグも事実上全く気にならない。ちなみに、サーキットセッションでは、いずれの心臓も「レッドラインまで全くストレスなく回る」という印象が共通。それでもパワフルさでは、やはりSグレードが圧倒的だ。

次ページ6気筒モデルに懐かしい思いを抱く場面も…
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