一言で差がつく!英語で「人を励ます」言葉 意外と知らない感情面でのサポート表現

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今回のハナコさんの状況には使えませんが、実際にあれこれ試してみたけどうまく行かずに諦めてしまった相手やどうすればよいのか思いつかずに諦めてしまった相手には、こんな表現も使うことができます。

There’s always something you/we can do. (どんなときでも、〔あなたが・私たちが〕できることは必ずある)

「どうにもできないなんてことはあり得ない」と言うつもりで使うといいでしょう。でも、「必ずある」なんて言い切ってしまったら、「じゃあ、どうすればいいんだよ」と聞かれてしまいそうで怖いという方や、実際には厳しい状況だけど励ましたいというときには、

There must be something you/we can do. (〔あなたが・私たちが〕できることが、何かあるはず)

くらいにしておくといいでしょう。こう言いながら、寄り添って一緒に悩んであげると気持ちのサポートができるのではないでしょうか。このフレーズは自分を励ますときにも使えますね。

There must be something I can do. (私にできることが、何かあるはず)

くじけそうになったときには、こう自分に言い聞かせながら、頑張ってみるのはいかがですか。

また、信頼関係のある相手を励ますのであれば、Don’t give up so easily. (そんな簡単に諦めちゃダメ)を使うのもいいでしょう。

「自分のことを思って言ってくれている」と思ってくれる相手にしか使用できませんが、先ほどのフレーズと組み合わせて、Don’t give up so easily. There must be something you can do. まだ諦めちゃダメだよ。何かできることがあるはず)と言ってみてください。信頼関係があるとは言っても、部下に使うと「なに諦めてんだよ!」と叱っているみたいに聞こえてしまう可能性もありますので、トーンには気をつけましょう。

ハナコさん、There must be something you can do for him!(その外国人スタッフのためにしてあげられることが何かあるはず!)頑張って!

ハナコさんのチームメンバーがまた失敗?!

翌週にハナコさんと会うと、無事に励ましは成功したとのこと。例の外国人スタッフも何とか気持ちを取り直して、新たなタスクにチャレンジしてくれていると聞いて安心しました。ところが、それもつかの間、数週間後ハナコさんが暗い顔で再び相談に来たのです。

「この前お話したスタッフが、また失敗して落ち込んでいるのです」

『ハナコさん、もしかしてそのスタッフ、もう慰めなくてもよいのでは?』なんて筆者が思ってしまったのを察したのか、「今回の失敗は彼のミスではなく、誰がやっても避けようのない事態だった」とすぐに説明してくれました。ハナコさんは彼を慰めたいようで、英語で「仕方がない」はどんな風に言えばよいか聞かれました。

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