都知事選びの「判断基準」、どこに置くべきか

政治家にとって「コミュ力」は重要な能力

誰に投票するか?今回は、選ぶ際のチェックシートを用意したので、参考にして欲しい

都知事選が佳境を迎えている。「投票したいと思う人がいない」とお嘆きの方も少なくないかもしれない。とはいえ、日本の首都、東京のリーダーを選ぶ選挙である。都民ならず、日本の多くの方が関心を寄せる今回の選挙を機に、「選ばれる政治家の条件」をコミュ力の観点から考えてみたい。

成功するコミュニケーションの3つの階層

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リーダーに最も必要な資質はコミュ力。これは筆者の持論だ。コミュ力というと、ただ口がうまい人、パフォーマンスだけの人と言うイメージがあるが、それは全く違う。成功するコミュニケーションには3つの階層がある。

① インターナル・コミュ力=自分の頭の中のコミュニケーション。つまり言葉を使って考えをまとめる思考力や決断力もこれにあたる

フェイス・ツー・フェイス・コミュ力=1対1のコミュニケーション、仕事やプライベートなどでの対人関係マネジメント力

③ パブリックコミュ力=複数の人やグループに対するコミュニケーション。多くの人を束ねるリーダーシップ力などもこれにあたる

決断、説得、実行、指示、鼓舞。リーダーにとって必要なスキルすべてがコミュ力と言っていい。チャーチル、ケネディ、レーガン、オバマ。歴代の名リーダーは誰もがグレートコミュニケーターだった。リーダーとしての資質は、かなりの部分、コミュ力から推し量ることができるものだ。だから、だれに投票するか考えあぐねていらっしゃる皆さんには、候補者のコミュ力を重要な判断材料とすることをおススメしたい。そのコミュ力の中でも、①と②についてはなかなか実際にそばで見聞きすることは難しいが、③のパブリックコミュ力を観察するだけでもその人の資質はかなり見えてくる。

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