仏ニースで84人死亡、群集にトラック突っ込む

射殺された男はチュニジア出身

 7月14日、フランス南部ニースで、革命記念日の祝日に合わせて打ち上げられた花火を見ていた群衆にトラックが突っ込み、多数が死亡した。写真は仏ニースでの攻撃後、警戒に当たるフランス兵士(2016年 ロイター/Eric Gaillard)

[ニース(フランス) 15日 ロイター] - フランス南部のリゾート地・ニースで14日夜、革命記念日の祝日に合わせて打ち上げられた花火を見に集まっていた群衆にトラックが突っ込み、少なくとも84人が死亡、多数の負傷者が出た。当局によると犠牲者のうち少なくとも10人が未成年で、負傷者の25人は生命維持装置につながれている。

現場は海岸沿いの有名な遊歩道「プロムナード・デ・ザングレ」。運転手の男はチュニジア国籍のモハメド・ラフエジブフレル容疑者(31)で、25トントラックで約2キロをジグザグに走行し、その後銃を乱射したが、警官によって射殺された。男には犯罪歴があったものの、テロ容疑者の監視リストには含まれていなかったという。

検察当局は、男が組織から援助を受けていたか、また過激派組織につながっていたかを中心に捜査を進めるとした上で、犯行声明は出ていないが、今回の犯行はテロ組織の殺人指令と完全に一致するとの見方を示した。容疑者の元妻から事情聴取していることも明らかにした。

現場に居合わせたある女性はロイターに対し「トラックがやってきて路肩に押し出された。気が付いて目を開けると見知らぬ人の顔が見え、とっさに助けを求めた」と話した。

オランド大統領は疑いようもないテロ行為だと非難。一夜明けた朝の演説で「フランスは今回の新たな悲劇によって悲しみに包まれている」と語った。130人が犠牲となった過激派組織「イスラム国」による昨年のパリ同時多発攻撃、継続してきた非常事態について、3カ月延長する方針を表明した。

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