日本株は米国堅調を受けどこまで反発するか

NYダウは年初来高値にあと一歩まで迫る

米6月の雇用統計は市場予測を上回った。だがあまり喜んではいけない。それはなぜか(ロイター/アフロ)

東京時間の8日21時30分。6月の米雇用統計の内容が伝わった際、為替や株式、コモディティ市場は乱高下となった。結局、ニューヨーク市場の終値では、NYダウが前日比250.86ドル高の1万8146.74ドルと4月20日の年初来高値1万8167.63ドルに迫る大幅高となった。

一方、ドル円は、100円40銭台と、こちらはじりじりと円高ドル安が進行。一時、99.99ドルと6月24日以来の100円割れの場面も見られた。円建てCME先物は、日中の225先物比220円高の1万5340円と株高となっているが、最大のネックである円高推移は払拭できていないことから、目先の日本株の方向性は引続き厳しいと見る。

雇用統計は市場予想を上回ったが・・

まずは、雇用統計の細かい数字を確認してみよう。米労働省が発表した6月雇用統計で、最も注目される非農業部門雇用者数は前月比+28.7万人と、市場予想(同+18.0万人)を上回り昨年10月来で最大の伸びを記録。ただ、米通信大手ベライゾンによるストライキという特別要因が加わった5月分は、同+3.8万人から同+1.1万人へ下方修正されたほか、4月分は2.1万人上方修正され、2カ月合計で6000人下方修正された。3カ月平均では14.7万人増と安定を示した。

一方、失業率は4.9%と5月4.7%から上昇し、予想(4.8%)も上回った。これは、労働参加率が上昇したためと考えられる。労働参加率は62.7%と、5月の62.6%から上昇。不完全雇用率も9.6%と、9.7%から低下し、2008年4月来の低水準となった。平均時給は前月比+0.1%と4月+0.2%から伸びが鈍化、横ばいとなった2月来で最低の伸びに留まった。前年比では+2.6%と、年初来で最大の伸びとなったものの、市場予想の同+2.7%は下回った。

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