これから買えそうな銘柄はどれか 日経平均はボックス相場入り?

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新年相場は、1月4日の大発会で日経平均株価が292円高の1万0688円で引けるなど、好調なスタートを切った。しかし、その後は上昇ペースが鈍って高値圏で乱高下、日経平均は下値1万0400円前後~上値1万1000円前後のレンジ相場に入ったようにも思える。

新興&バイオ株大活躍だが、逃げ足の速さにも注意

一方、年明け以降に上昇基調を強めたのは東証マザーズ指数だ。同指数は1月4日終値から1月23日終値まで、実に約24%も上昇している。では同期間で実際にどのような銘柄が上昇したのか見るために、上昇率ベスト20銘柄をランキングで作成してみた(下表)。

市場別ではやはり東証マザーズが最も多く、ベスト20のうち8銘柄を占める。次に多いのはJSDAQで、6銘柄だ。業種別では、新興のバイオ関連銘柄が多い。また業績も赤字だったり、PER、PBRといった株価指標を見ても割高感があり、常識的には買えそうにない銘柄が多い。このことから、大型株が膠着状態を強める中で値動きの良い材料株に短期資金が流入していることが推察できる。しかし、こうした短期資金は逃げ足も速く、材料株相場は早晩に終わるだろう。

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